『深夜特急』巻末対談の題名と相手 — 6本を一覧で
新潮社の目次では、各巻の最後に[対談]の行があります。 1巻「出発の年齢」(山口文憲)、2巻「死に場所を見つける」(高倉健)、3巻「十年の後に」(此経啓助)、4巻「終わりなき旅の途中で」(今福龍太)、5巻「旅を生き、旅を書く」(高田宏)、6巻「森の少女とカジノの男」(井上陽水)。 聞き手ではなく、いずれも著者の沢木耕太郎との対談として表示されています。 電子の合本版には、このうち2巻の高倉健との対談が入っていません。
編集:ちんあなご編集部/最終確認:2026年11月7日/作品本文・対談の引用はありません
6本の一覧
| 巻 | 巻の舞台 | 対談の題 | 相手 |
|---|---|---|---|
| 1 | 香港・マカオ | 出発の年齢 | 山口文憲 |
| 2 | マレー半島・シンガポール | 死に場所を見つける | 高倉健 |
| 3 | インド・ネパール | 十年の後に | 此経啓助 |
| 4 | シルクロード | 終わりなき旅の途中で | 今福龍太 |
| 5 | トルコ・ギリシャ・地中海 | 旅を生き、旅を書く | 高田宏 |
| 6 | 南ヨーロッパ・ロンドン | 森の少女とカジノの男 | 井上陽水 |
対談の中身は、ここでは紹介していません。 題と相手の表示だけを、新潮社の各巻のページで確かめて並べたものです。 相手の人物の肩書きは新潮社の目次に書かれていないので、当サイトも書き添えていません。
題名を並べて見えること
題名だけを順に読むと、6本が「旅」と「時間」の言葉でゆるくつながっているように見えます。
- 1巻と3巻は年齢・年数の言葉。「出発の年齢」「十年の後に」。旅に出た時期と、その後の時間の長さを指す題です。
- 4巻と5巻は旅そのものの言葉。「終わりなき旅の途中で」「旅を生き、旅を書く」。書く行為を題に含むのは5巻だけです。
- 2巻と6巻は、人物の名を伏せた具体的な言葉。「死に場所を見つける」と「森の少女とカジノの男」は、年齢や旅の言葉を含みません。題だけで場面を思い浮かべさせる付け方です。
もちろん題から中身は断定できません。 ただ、巻の舞台と対談の題が直接は重ならないことは、表から分かります。 たとえば6本の題のどれにも、土地の名は入っていません。 巻ごとの土地は国から巻を探すの表で見てください。
電子版で読めない1本
新潮社の電子書籍ページには、『深夜特急2』収録の高倉健氏との対談「死に場所を見つける」は電子版に収録されていない、と書かれています。 ほかの5本が合本版に入っているかどうかは、そのページには書かれていませんでした。 そのため当サイトでは、「確認できた未収録は1本」とだけ書いています。
文庫の各巻の電子版(1冊ずつの配信)に、この対談が入っているかどうかも、今回は確かめていません。 電子で買うなら、購入前に書店の収録内容の表示を見てください。 版ごとの違いは新版と旧版の違いにまとめています。
対談を目当てに買う人へ
- 高倉健との対談だけが目的:紙の2巻(693円)で足ります。6冊すべてを買う必要はありません(全巻の値段)。
- 井上陽水との対談だけが目的:紙の6巻(737円)。最終巻なので、本編の結末を先に知りたくない人は読む順に注意してください。
- 全部読みたい:紙の文庫6冊。電子の合本版は2巻の対談が欠けるため、そろうのは紙の文庫です。
- 1994年の旧版を持っている:旧版の巻末対談の並びは、今回の確認では新潮社の表示から確かめられませんでした。
参照元(2026年11月7日確認)
- 新潮社 — 深夜特急1/2/3/4/5/6(各巻の目次)
- 新潮社 — 深夜特急(1〜6)合本版【増補新版】(未収録の対談の案内)