『深夜特急』のテヘラン — 4巻の終わりに置かれた「ペルシャの風」
テヘランは第4巻に出てきます。作中の通り順では14番目で、前がカブール(13)、後がトルコのアンカラ(15)。 第4巻の最後の章は第十二章「ペルシャの風」で、この題は単行本の第二便『ペルシャの風』と同じです。 この区間は、現在は同じようにはたどれません。渡航の可否は外務省の情報で確認してください。
編集:ちんあなご編集部/最終確認:2026年11月7日/作品本文の引用はありません
4巻の3つの章と、題の一致
| 章 | 題 | 添え書き |
|---|---|---|
| 第十章 | 峠を越える | シルクロードI |
| 第十一章 | 柘榴と葡萄 | シルクロードII |
| 第十二章 | ペルシャの風 | シルクロードIII |
4巻は、シルクロードを3つに分けた3章でできています。 その最後の第十二章の題「ペルシャの風」が、1986年5月26日に出た単行本第二便の書名と同じです (単行本3冊と文庫6巻の対応)。 第二便の紹介文はインド・ネパール・シルクロードを挙げているので、文庫では3巻と4巻に分かれました。 単行本の書名に選ばれた言葉が、文庫では4巻の終わりの章の題として残っている、という並びです。
ペルシャは、イランの古い呼び名として知られています。 題が土地の古い名を使っているのは、1970年代のイランを書いた章であることと合っています。 ただし、章の中でテヘランがどう書かれているかは、本文を引用しない方針のため、ここでは扱いません。
前後の街との並び
| 通り順 | 街 | 国 | 巻 |
|---|---|---|---|
| 12 | ペシャワール | パキスタン | 4巻 |
| 13 | カブール | アフガニスタン | 4巻 |
| 14 | テヘラン | イラン | 4巻 |
| 15 | アンカラ | トルコ | 5巻 |
テヘランは4巻で通る3つの街の最後で、次のアンカラから5巻(トルコ)に入ります。 つまり4巻と5巻の境目がイランとトルコの国境に重なる、と街の並びから読めます。 巻ごとの国の振り分けは国から巻を探すの表にあります。
ドラマ版ではどこに出てくるか
ドラマ『劇的紀行 深夜特急』の第3部(1998年)について、ファミリー劇場の番組ページは、 イランからトルコへ国境を越える場面から紹介しています。 つまりドラマでは、イランを出るところが最終部の入口にあたります。 各部の紹介文を土地ごとに並べたものはドラマ全3部の各部が描く土地にあります。
いまは同じようにたどれない
当サイトは作中の街の現在で、テヘランを「同じようにはたどれない」に分類しています。 これは作品を読むための整理で、渡航の助言ではありません。 情勢は変わるので、外務省 海外安全ホームページの最新の情報を確認してください。
4巻の区間の考え方、代わりに中央アジアを抜ける道筋は第4巻の解説に書きました。 現在の世界一周の旅でのつなぎ方は、世界一周のルートにあります。
参照元(2026年11月7日確認)
- 新潮社 — 深夜特急4 シルクロード(章の題)
- 新潮社 — 深夜特急 第二便 ペルシャの風(発売日・紹介文)
- ファミリー劇場 — 劇的紀行 深夜特急'98(番組紹介)
- 外務省 海外安全ホームページ